とらドラ!

なんというか、冒頭部分からブっ飛ばしてます、竜児が大河に土下座結婚申し込みする前に、二人には大量のお子様が設けられてて、どんだけナニしてアレなんだか……深読みしてはイケマセン。

待ち合わせ場所は多分新宿南口だと思うのだけれど、私はそこを今日てくてく歩いていた訳で、オタ芸をする男女二人はいませんでした。ただもの凄いケンカをしているカップルを見かけました(マジで)そして総武線&山手線ホームから下に降りる階段の途中で漢泣きをしている女性がいたのですが、心配だったので声をかけようかなーと思ったら物騒な事を呟いておられましたので華麗にスルー。恋する乙女はこえーよ。

とらドラ!の見所として釘宮理恵堀江由衣嬢の絶妙演技にあると思います(喜多村嬢も凄いですが、この二人がと出しすぎてます)「まてこの馬鹿ちー!」「うぅぅんっ、もう一杯!」なんというか、ここまで罵詈雑言を吐き出すキャラを幾度となく演技されているのにちゃんと「大河」のキャラをしてる、これは凄い事だと思います。堀江嬢は「元気よく勢いあるままハキハキ喋る」って難しいのに、それを難なくこなしているというか(相当苦労されているかもしれませんが)プロのお仕事をされているなぁと、ただただ感心。

オタ芸の千手観音は面白かった、うん、爆笑してた。

うっすらと感じていたのですが、キャラ同士の掛け合い(特に竜児と実乃梨・大河&祐作)の「近くて遠い」感は素晴らしいと思います。今回の話にあった「櫛枝、お前彼氏とかいるか?」という会話のやりとり。実乃梨嬢がずっと表情を見せないまま語る言葉は、とらえようによってはフっているとも取れるし、そういう人が来る事を望んでいるとも取れる、本当に微妙な位置の返答。これは女の子の返答としてはズルいっ!(笑 相変わらず彼女は「どこまでこの茶番劇」を知って見ているのか謎ですね。

大河の「幸せな筈なのに、緊張ばっかりして」も「好きだけれど、疲れる」「なんとも無いけれど、ごく当たり前に接する事が出来る」後者については亜美嬢にも言える事で、「我慢する」か「楽な方」か、選択としては非常に微妙な位置を示してますね。特にその傾向は大河に見られますが、彼女にとっての「恋愛」が「人を好きになる事への憧れ」なのか「自分の安息の地」であるかがまだ未整理で揺らいでいるんじゃないかなぁと。

シリーズ構成をされている岡田麿里さんという方の技量なのか、監督さんの力なのか、演出さんの能力か、はたまた原作のパワァか。とにかく台詞回しからカット割りまで良くできたアニメだと思いました。

今回のオハナシとしての見所は
・オタ芸、千手観音
・ドラえもぉぉん、亜美が男の純情をもてあそんだよぉぉ!
・馬鹿チワワのぼんっ、ぼんっ、ぶぉぉんっ!だっ(意識途絶)
・いやぁ、高須の声が聞こえたから全裸待機。
・だから、答えはいない。