今度から一人称は「やつがれ」で

本が届きました。
仙石寛子さんの「三日月の密」(隣は既刊の「背伸びをして情熱」)

この方の物語が好き。
恋愛ものだったり男女の関係の話が多いのですが(えろなし)
人間の感情はオン・オフじゃないなぁ、と。
「好きだけれど好きになったら困る」とか
「好きになろうとおもったけど好きになれなくて、でも離れるのは嫌」
とか。
こういうの下手すると「イラっ」とする、もの凄いさじ加減。
塩数粒、ミリグラム単位でギリ。


好きな人にあてつける為に相手の女性に告白をする女の子「三日月の密」
彦星のお世話係の女の子の物語「今夜は七夕」
未亡人の奥さんが亡くなった旦那さんと迎える夏「夫婦かき氷」
思春期を迎えた弟が姉に反抗しつつ想いを打ち明ける「間接、直接」
女の子に取り憑く守護霊、彼は前世の恋人?「レンゲリンネ」


この5作品が特に好き。
全部好きっちゃー好きなんだけれど。

三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)

三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)

発刊されたの去年の冬(汗
いえね、1年単位の次巻って気づかない事多いですよ・
……ぐさっ、やつがれは人の事いえねぇでデスな。



くるねこ大和さんの「やつがれとチビ」
くるねこ」の作者さんの見開き2ページが1or2コマな「漫画絵本」


「出会いと別れの描き下ろしストーリー」帯からして脅すなよう。
Amazonの書評も散々脅されたから身構えて読む。


非常にシンプルなオハナシですが、いやぁ、見事にやられました。
屋形船のコマはまともに読めなかった。
やつがれとチビ―絵本漫画

やつがれとチビ―絵本漫画

この作者さんにはやられっぱなしなんで困る。