いつか乗ってみたいバイク、其之壱

※この記事は「どま乗り」さんからご指摘を頂いた箇所を加筆・修正したものです。


1億もらったら真っ先に買いたい、ひんぬー武官さんにお似合いなバイク「KRAUSER DOMANI ssi」

バイク・サイドカーと呼んでいますが、形状では三輪車の「トライク」に分類されます。
(本来、リアドライブ一輪をサイドカー、二輪をトライクと呼びます、通常のサイドカーの側車は動力を持っていません)


ちょっとややこしい話ですが、このKRAUSER DOMANIは書類上「サイドカー」に登録されています。トライクとサイドカーの違いは「ヘルメット無しで乗れるか・乗れないか、普通免許で運転できるか・できないか」です。DOMANIはサイトカーなのでヘルメット装着義務、要大型二輪免許です。
こうなった経緯は「DOMANIはトライクにしては性能が良すぎて二輪免許が無いと危ない」とメーカー側が陸運局に訴えた為にそうなったという諸説があります。「どま乗り」さんからのご指摘で、車検証には「サイドカー付きオートバイ」と記載されているそうです。


実際、バイクの後輪を4輪のタイヤに換装した「トライク」は、曲がる時にバイクほど体重移動を必要としないそうですが、DOMANIは「レーシング・ニーラー」と呼ばれるサイドカー(こちらは後1輪動力)と同じように体重移動をしないと曲がれないそうです(実際乗った事が無いので解りませんが、聞きかじりです)


車体性能もBMW製K100に搭載されていた水平対向エンジン搭載、公式にはサイドカーにも関わらず170キロ、エンジンチューンナップ&1200cc版ですが非公式に230キロを出せる性能だそうです。フロントはダブルウィッシュボーンをなんと真横にフレームから生やしてタイヤをアッパーアームで接続、リアはトレーリングアーム式サスペンション。見た感じではマクファーソン式と勘違いしていましたが、こちらもご指摘で判明。
下にフレーム形状が見られるサイトがありますが、芸術的なパイプフレームです(ただピンク色はどうかと……)
フレームが側車部分と一体なので、カウリングも本体、パッセンジャーシートが一体整形、この辺り「レーシング・ニーラー」と同じですね。


漫画「ああっ!女神さまっ」で登場した事もあって、「見たことは無いけれど形と存在は知っている」という方が多いかもしれませんね。↑のレーシングニーラーも「女神さま」に登場しましたし、皆川亮二さんの漫画「DRIVE」の11巻でもマン島TTレースで登場(この話は私が一番好きな回でもありますので、お勧め)しています。


車体はハンドメイド製、300台ほど生産され、日本には100台ぐらい輸入されているというのだから全体の33%!どんだけ日本人はバイク好きなんだと。価格も700万とも一千万とも言われていまして、とてもじゃありませんが高嶺の花すぎます。それこそ宝くじも当たらないと買えない……
日本の正規代理店は扱いを撤退したのか公式HPにも出ていません(独の販売元はまだやってるんだけれどね)


本当に1億手に入れたら独まで買いに行っちゃぞ。

▼ドマーニのコクピット部分が見れる貴重なサイト
http://motoblogster.com/category/krauser/

▼ドマーニのフレーム形状がみられるサイト
http://siteside.chez-alice.fr/domani.html