Royal Enfield

姫様ご推奨のバイク「Royal Enfield BULLET 350 Classic」です。
「Royal Enfield」名前から推するように、英国製のバイクですが、英国領下だったインドの「ロイヤル・エンフィールド・インディア社」が受託制作を開始、英国での生産が終了した後「インディア社」は正式に「ロイヤル・エンフィールド社」へと社名変更をして生産を続けています。

この「BULLET」は1930年に制作され、量産機である「BULLET 350」が1949年に登場、1955年にインドにて制作が変わった後は2009年の現在でも1955年当時のままの状態で生産されているという、あまり良い例えではありませんがシーラカンスのようなバイク。
ですが、古き良き時代のモーターサイクルを愛する人達によって、現在でも多くのファンがおられます。
(※発動用バッテリーやウィンカー等、保安に関するものは現在の基準になっています)
スペックとして、エンジンは空冷OHVの4スト、350ccは18馬力(500ccモデルもあります)、前サスは……多分シリンダーコイル式だと思うのですが……残念ながらあまり資料がありません。リアサスはコイル式サスが左右にあります。
1900年代中盤に設計された為に、現在のバイクから見れば色々と遜色が見られるかと思いますが、北川的にはその時代のバイクが新車で購入出来て手軽に乗れるという事もあり、憧れのバイクであります。


そんな素晴らしいバイクですが、現在の機構では新しい排ガス規制にも対応できず、現在日本ディーラーに残っている数台を持って生産終了・販売を辞めてしまうそうです。


時代に流されず、当時の設計が良い為に余計なものを必要とせず、その形を維持し続ける崇高な職人の魂は良いものです。