BMWの逆襲

高級車の代名詞になってた「BMW」社のスーパースポーツバイクS1000RRが市販車バージョンになって発売だそうです。

で、こちらはモーターサイクルショーでも見かけたコンセプトモデル、カーボン製フルカウル、オーリンズ製倒立サスペンション、アラクボヴィッチ製マフラー、そしてボクサードエンジンでは無く直列4気筒パワーユニット
市販車バージョンは左右非対称ヘッドライト(片方はおそらくパッシブライト)、サスペンションの形状変更(ブレーキキャリパー前にあった謎の筒が無くなりました)キャタライザーを装備してショート管になったマフラー、パワーユニットは直列四気筒で193馬力を発生、ドライブトレーンはBMWの特徴でったシャフトでは無くチェーンに変更。
更にBMWではほぼ標準装備になりつつあるABSは「レースABS」という新装備と、DTC(ダイナミック・トラクションコントロール)という新技術を導入したそうです。手元の資料ではABSとDTCはスイッチがあるそうで、ABSもオフに出来るという事なのでしょうか……あとスズキ車のスポーツ系バイクに装備されているS-DMSに近いスイッチもあるそうです。
お値段は国産SSに近い価格設定を目指すとか。


所感としてはBMWというネームバリューがお手頃価格(BMW HP2 Sportが380万もする)で、更に電子制御装備もついていて〜を考えると非常に魅力的だと思います。
ただ、いろいろな新技術で言い方が悪いのですがどっかがちょっとヘンテコな形をしているのがBMWの魅力だった気がしますが、S1000RRは国産メーカーのステッカーをべっと張ったら「ああ、〜のメーカーの新車?」と信じてしまう平凡な形になってるのが残念。


左右非対称カウルは特徴的だけれど、最近では珍しくなくなってきたしね〜(デザイナーは「デヴィット・ロブ」さんという方だそうです)
でもね、センターにあるラムエアはCBR600RRっぽいんだけれど、その下のサイドカウルの形状がめっちゃかっこいいんです、ここは必見。


BMWシリーズのまたがった瞬間に感じる「あっ」な感があるなら十分に対抗馬になりうると思います。
この「あっ」は本当に言葉に出来ない、またがったヒトにしか解らないホールド感というか……人間工学のドイツらしい乗り心地。
さて、デリバリーはいつになるのかしら〜ん。結局はお値段かも……