小型排気量事情

小型自動二輪は道交法では「第二種原動機付自転車」になり、原付より二段階右折がいらなかったり法定速度が60kmになったり(原付は30kmです)しますが……免許を小型自動二輪で取得しようとすると原付よりも面倒くさい(教習あり)、時限数が普通自動二輪とあまり変わらない(10時限ほど)ので余程の事が無い限りは普通自動二輪のオマケで持ってる方がほとんどでしょうね。
でもビックバイクばかりがバイクでは無く、小型自動二輪免許でも面白いバイクはいっぱいあります。
ただし海外法人の輸入車ですけれどね〜でも日本でお馴染みのメーカー車限定で紹介。


前にも紹介したタイ・ホンダ製CBR125R、普通のホンダウィングでは販売されていません。
水冷単気筒SOHCエンジンですが13.2PSを発揮。ミッションも6速、セルスタート式、ダイアモンドフレーム、前後ディスクブレーキでしっかりとした車体、乾燥重量115kgだそうです。
ボディーカラーは上のトリコ、赤黒、黒の3色。トリコはCBR1000RRの国内仕様を、赤黒は輸出仕様CBR600RRをモチーフにしています。
都内であればパッセージ、レッドバロングループ、関西地区なら森田商会で購入が可能。
価格はパッセージなら430,000円/森田商会なら385,000円(諸経費除く)
http://www.star-passage.com/
http://motowave.net/

私はてっきりタイで生産、販売はタイ・インド市場のみだと思っていましたが、どうやらカナダ仕様・ヨーロッパ仕様があるそうです(生産は共にタイ・ホンダ製、ちなみにインド・ホンダが生産しているCBR150Rのボア・ダウン版もあるそうですが中身は別物だとか、ややこしいね。
モトウェーブさんに詳しい詳細が掲載されていますので、気になる方はこちらでチェック。
http://motowave.net/cbr125hp/CBR125.html

びっくりなのがスケールメーター、200kmまで切ってある事……いやー、この車体では坂道下っても200km出ません。
でも詳しく調べてみると、なかなか本格仕様ですね、タイ製って事で作りは……と思ったら国産と変わらず流石世界のホンダ。


こちらはYAMAHAのYZF-R125、こちらはヨーロッパ仕様版で通常の国内販売はありません。
エンジンは水冷単気筒SOHC、15psを発揮。ミッションは6速でセルスタート式、ツインスパーフレーム、前後ディスクブレーキ、なんとキャリパーは前後共にブレンボ製、乾燥重量は126kgと、重量差はパワー分差し引いてCBRと同格ですね。
ボディーカラーは赤黒、青黒、黒白の3種、共にYZF-R1やR6に無いボディカラーですがなかなかカッコイイですね。
国内での販売は都内であれば「はとや」さんで、大阪ならYSP東大阪で購入可能。
価格は499,800円とちょいお高めですね。
http://www.hatoya.jp/SHOP/09YZF-R125.html
http://ysposakahigashi.blog.eonet.jp/default/2009/05/yzf-r125-df8e.html

こちらはヤマハヨーロッパで生産されているモノでヨーロッパ市場向けにチューンニングされています。こちらも125ccは海外で人気がある為に作りはしっかりしててメーターはレブカウンターの横にマルチインフォメーション液晶ディスプレイを装着、さっきも書きましたがブレンボ製ブレーキ、スイングアームはガルアームのような形状と、さっきのCBR125Rとは1ランク上の作りになっていますね。
おそらくライディングポジションもダウンハンなのでかなり前傾姿勢、攻める事前提ですね。街ノリならCBR、レーシーな気分を味わいたいならYZFかな。

ちなみにインドではYZF-R15として150ccが販売されていて、何故かR125よりも安いのですが(YSP東大阪では40万弱)バイク雑誌でのインプレッションではR125の方が作りは良いそうです(逆にアラが見えるとか……ブレーキもブレンボではありませんしスイングアームもガル形状ではありません)
http://www.yamaha-motor-india.com/r15/index.html
うーん、高速道路乗れるのはイイ事ですが、ぱっと見ただけでもR125の方がカッコイイなー