買いました


という訳で、随分前に「いつか欲しいバイク」という事で書き、麻衣シスターに似合いそうなバイクとして挙げた、カワサキの「KSR-2」を買いました。

予算は大幅にオーバー、相方に援助をしてもらいまして購入できました、ありがとう。もうお小遣いもへそくりもありゃしないよ。
「何故にこのバイク?」とい事ですが、ジムカーナという競技にずーっと興味があり、いつかやってみたいと思っておりました。でも現愛車のGSX-R1000君では……正直、直線番長と言われても二の句が継げない私の腕では無理と判断、小型のバイクをずーっと欲しいと思っておりました。そこでこつこつお金を貯めて〜の下りは前にやった通り。

まぁ私の事はどうでもいいので〜KSR-2は1990〜(多分)1999年までカワサキで製造された2ストエンジンを搭載したモタード(発売当時はモタードの定義がなかった)バイクです。年式ごとにB1〜B6がありますが、違う所はライトが常備灯火に変わった為、スイッチが無くなった事だけ、基本仕様は変わりません。2003〜2008年までカワサキエンタープライズ(タイ)で製造された4ストエンジン搭載のKSR110が販売されておりましたがパーツに互換性はありません。ただしKSR-2よりもアフターパーツが豊富である事、純正部品が今後乗り潰すつもりが無い限り安心できる事、捜せば新車、もしくは新古車が購入できます。

で、購入時にKSR110も購入視野に入れておりましたが、110は遠心クラッチのオートマである為、競技にはマニュアル改造が必要な事(あと4ストに変わりエンジンの出力特性が大幅ダウン)海外生産なので若干作りが荒い事もありそろそろ10年選手のKSR-2の方が良いと判断、購入に至りました。

乗ってみた感想ですが……流石2ストらしく加速は素晴らしく良いです。クラッチワークをミスってウィリーした事2回程。とても80ccとは思えない速度で走れます。ただ……1速の限界が相当低い為に発進→1秒後に2速へチェンジと慌ただしいマニュアル操作を強いられます。制動力は前後ディスクブレーキ+軽い車体もあって簡単にロックする程のストッピングパワーを持っています。実際に教習中、急制動でロックばかりして怒られてました、とほ。アップハンドル+小型+2ストのパワーもあってもの凄い小回りが効きます。

ぺけな所……ゼロスタートからのアクセルオンで一瞬もたつきが出る事、これはジムカーナでは致命的だそうです。エンジンのパワーにクラッチが負けて、スタート時に滑る感覚があります。これはクラッチスプリングが純正品ではヘタるのが早いらしく、強化品に換えないとダメだそうです(カワサキ伝統の「何かを獲るために何かを犠牲にする」精神バリバリです。二人乗りが出来ない事、仮に出来てもまぁしませんけれど。リアに純正の荷台がついておりますが、本当に飾り程度の広さ。

特にクラッチ以外の不満点も無く、10年選手の割に、程度の良い車体を購入した為にまだ元気です。
今後、GSX-R1000君と二人三脚でやっていこうと思います。