日本語で「スズメバチ」の意味

あまんちゅ!」でてこが乗ってたバイクですが、確定なのはイタリアのピアジオ社「ベスパ」です。
ローマの休日」で一躍日本では有名になったそうで、私もそれで知った気がします。
かなり初期の段階からモノコックフレーム、スイングアーム一体型エンジンユニットがあったらしく、現在の「スクーター」の原型にもなっていますね。
「バイク」と「スクーター」の大きな特徴の差異として、バイクはフレームにエンジンがぶら下がって、チェーン等でスイングアームに付けられているタイヤへ駆動力を伝える方式、言うなれば人間の脚をエンジンとした自転車とほぼ同じ。スクーターは後輪のすぐ真後ろにエンジンがあって、サスペンションと一体型になっているのが特徴、自転車の後ろにリアカーがついてて、ペダルじゃなくてリアカーから押してる……うーん、うまいたとえが出てこない。
利点としては、自転車でいう所の股下のフレームが大きく下に下げられるので、スクーターの特徴というべき「脚を揃える乗車姿勢が取れ」て、重心を大きく下に下げられる、安定性が大きく増します。
ただ「メンテナンス性に若干劣る」「ハイパワーなエンジンが搭載出来ない」「サスペンションのストロークが取れない為に、悪路走行や高速走行に向かない」等あります。

ヴェスパ(発音としてはこっちかなぁ)の特徴は「モノコックスチールフレーム」「ハンドルシフトコントロール」「スペアタイヤ」があります。「ハンドルシフト」は現在の自転車にあるような、ハンドルグリップの根本にシフトチェンジがあるもの。現在のモデルはプーリー式CVT(無段変速機)のオートマチックだそうです。スペアタイヤは50ccは足下に、50cc以上はリアの左脇にカバーで搭載されていて(そうじゃないモデルもあるかも)前後プロアーム方式(サスペンションが方持ち)を採用しているのはタイヤの交換を容易にするという、航空機メーカーだったピアジオ社の発想だそうです。


スクーターのうんちくはともかく、てこの乗ってたヴェスパはおそらく「PX125 FL2」じゃかないかな?
写真の映像からだと、フロントフェンダーのガーニッシュモールが無い点がありますが、フロントのライト、フロントカバー、リアの形状からするとこれじゃないかな、と。
調べてみたら、現在でも人気のあるモデルで2ストエンジン125ccと150cc、200ccのモデルが存在します。
現在でも中古市場で購入可能のようで、おおよそ25〜30万強という所。

購入するならこういうバイクは専門店をお勧めしますけれどね〜
http://www.tokyo-vespa.com/
結構癖が強いので、やっぱり最終的に調整は長年のカンがものを言う筈、汎用的な中古ショップよりも専門店の方がパーツストックもありますし、アフターケアも楽だと思います。

私個人はスクーターはあまり興味ありませんが、「ヴェスパ」「ランブレッタ」はちょっと好き。
共にイタリアスクーターメーカーとして覇を競い合ったメーカーですが、圧倒的にピアジオ社が人気ですねぇ……ランブレッタは日本じゃすんごく高いし(中古価格60〜100万ぐらい)

変わりモノが好きな身としてはランブレッタがいいなー
なんか、ランブレッタはエレガントな感じしません?