笑いの聖典

「POLICE SQUAD!」の日本発売版DVDを買いました、今更。
実は出てたの知らなかったんだよ(今年の4月発売)
本国版のDVDは持っていますが、リージョンコードで見れなかったのよ。

モンティ・パイソン」と並ぶ、私の笑いの根幹とも言える、愛すべきレスニー・ニ−ルセンの出世作
日本語題名は「フライング・コップ」です(モンティも「空飛ぶモンティ・パイソン」だったり、なんか空飛ぶのが外国コメディの定番か?)
さっそく見ましたが、いや〜もう笑った笑った。
「POLICE SQUAD!」は大ヒット間違いないと言われてスタートしましたが、残念ながら6話で打ち切り。その後に劇場作として「裸の銃を持つ男 」として大ヒットとなりました。
何故にあれだけの期待と制作現場から大ヒット間違いなし・長期シリーズになると言われて6話で打ち切りになったのか?どうして劇場版ではヒットしたのか?スペシャルムービーとしてレスニーから解説がありましたが「ああ、なるほど」と思いました。
兎に角、22分の間終始笑いっぱなし、もうネタを探したらキリが無いのです。
中でも一番お気に入りなのがこのシーン。

昔の映画はラストカットを切り取ってクレジットを流す手法がよくとられていましたが(「第三の男」等)それをそのまま1シーンとして、役者がみんな停止しているもの。
コーヒーがこぼれて手にかかろうが(実際、熱かったそうです)兎に角動いちゃダメ。
逆にそれを逆手に取って一部のキャストは動いてみたり、お腹を抱えてもう笑ったわらった。

あともう一つ、事件の「絶対的真相を知っている」町の情報屋ジョニー。
犯罪の手口から逃走先、はたまた真犯人まで知っている人。
それどころか外科医が手術のやりかたを聞いたり、はたまたホンモノのドジャーズの監督「トミー・ラソーダ」(シドニーオリンピックで米国代表を優勝させた人)が出てきたりと、

更に「究極のムダ」とも言える「オープニングで殺されるだけの役」として「ウィリアム・シャトナー」(スタートレックのカーク船長)「ロバート・グーレ」(※トイ・ストーリー2では主題歌を歌った人)など、本当に「なんで!?」が笑いに繋がる作品です。
6話で打ち切りは残念でもあり、そのお陰で「裸の〜」シリーズが誕生した訳でもあり、ちょっと複雑な気分ですね。


そして愛すべき「レスニー・ニールセン」氏は今年の11月28日、肺炎でお亡くなりになられました。
とても笑顔が素敵な俳優さんで、もう見れないんだな〜と思うと淋しいです。



フライング・コップ [DVD]

フライング・コップ [DVD]



日本の深夜ドラマ「33分探偵」はこの作品のパクりです。
まんまなんで見ててちょっとイラっときました。