東京モーターサイクルショー そのに

バイク界のフェラーリ「MV AGUSTA」
国産SSに対抗すべく三気筒600ccクラスのF3シリーズを展開。
豪華装備のF4に対して、やはり部品が「?」と思うものをチョイスしていますが、やっぱりアグスタ
F3でも気品にあふれています。
写真はありません、下にも書きかましたが、あまりにも狭くてフレームインしないのよ。
ライド・バイ・ワイヤシステムやトラクションコントロール等の電子デバイスを装備。
トレリスフレームやbrembo製モノブロックキャリパー等、抑える所はきっちり抑えています。
ノーマルのF3なら140万、やりすぎ豪華装備の「F3 Serie Oro」は315万(F4RRよりも高い)
「ちょっと差がありすぎじゃない?」

ネイキッドモデルBRUTALEもラインナップを充実。
F3もそうですが、上位・下位の装備差が悲しくなるぐらい大きい。

舞台中央にはフラグシップ「F4」のニューモデル「TYPE-R」を鎮座。
F4から10万アップですが最新型998cc CORSA CORTAエンジンを搭載。
可変ファンネルシステム「トルク・シフト・システム」、デュアルマップトラクションコントロール、スリッパークラッチと豪華装備。
国産SSよりもワンランク装備は豪華ですね。
価格は210万/220万のF4/F4Rと289万のF4RRがあります。


来場者も見てはいますが「いやー、ないわー」と価格を見て苦笑い。
それにしてもAUGSTAブースは毎年大きくはありませんが、今年は輪をかけて狭い!
写真取るのも一苦労です……日本市場は正直ターゲットでは無いかもしれません。


AGUSTAが跳ね馬ならbimotaはランボですかね。
フレームビルダー「bimota」です。
変態サスペンションのTESIシリーズはおいといて、Ducati製エンジンの「dbシリーズ」最新8を引っさげて展示。

国産バイクの「フレームにエンジンをぶら下げる」に対して、エンジンを他社から買取り、マッシモ・タンブリーニが独自のフレームを載せて極限を追求しまくったイタリアのフレームビルダーがたどり着いた究極の答えは「エンジンにバイクの部品を取り付ける」もの。
db5から熟成を重ね、db7から1198テスタストレッタ・エボルツィオーネエンジンを搭載してdb8へ進化。
無駄な部品を取り除き、削り出し・磨き上げられたアルミフレームと芸術的なパイプフレームをまとったdb8はducati 1198と同じエンジンを搭載したモデルとは思えない程に美しいです。
マスプロダクトとは思えない程生産性の悪い、組立はオールハンドメイド。
熟練したビルダーが一人1台を仕上げていきます。
日本ベンダーでの価格は約300万円。
これが「高い!」と思うか「安い!」と思うかは、その人の価値の見出し方次第。

従来モデルのdb5

まだまだ現役のdb6等の展示もありました。
個人的にはbimotaは日本の刀匠に似てると思う。
最高のエンジンをいかに研ぎ澄ますか?を追求した一つの完成形だと思います。
db8、bimota Japanのサイトにも掲載されていないんだから、売る気があるんだか無いんだか。
ブースの様子は……やはりマイナーなのか、それとも……割と閑散。
ただ知っているヒトは食い入るように見入ってました。