東京モーターサイクルショー そのさん

モーターショーレポート三回目。


個人的本命な「スズキ」です。
GSX-R1000はK9からのフルモデルチェンジをせず、細かいマイナーチェンジ。
その他には大きく報道されるようなモデルは無し。

スズキブースの入り口に大きく展示されたのは「GSR250」と一時は報道された「GW250」
2011年の重慶モーターショウで発表され、加速する中国二輪市場のフラグシップモデルとして
日本で開発設計され、中国で生産・販売。
各国の事情に合わせたモデルも生産。欧州、アジア、中南米への輸出も睨んだ車体です。
※スズキプレリリース
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2011/1013/index.html


既にホンダはタイホンダの「CBR250R」「125R」、南米ホンダの「CB300R」があり、
ヤマハYAMAHA EUROPE「YZF-125R」、YAMAHA Indonesiaの「YZF-R150」を生産・輸出しています。
現地向けの実用車やスクーターは各メーカー生産をしていますが、スズキは海外モデルとしては
立ち遅れもあり、GW250は本格的な海外生産ロードモデルだと思います。

プレリリースからは1300ccのストリートファイター「B-KING」小型版的なデザイン。

SOHC2気筒250ccのインジェクションエンジンを搭載。

エキゾーストパイプは2-1-2形式。

フロントサスは正立、リアはモノショック。

ブレーキはニッシン製のフロント4POT、リア2POT、ABSモデルはなさそう。

フレームはセミダブルクレードル、になのるのかな?フロントのマウント位置から二股に別れてます。

インパネは単眼レブカウンターに液晶スピードメーター
レブカウンターの右下はギアポジションインジケーターかな?
スピードメーターの液晶はどうにもマルチファンクションではなさそうです。
なんか色々調べてたら「ECO」「NORMAL」のS-DMSのような機構もありそうです。

そして発表としては初?かもしれない「INAZUMA」。
※上に出てた赤い車体が「INAZUMA」で青白が「GW250」として展示されていました。
「GW250」とどこがちゃうん?と思ったので、色々と見比べてみましたが……
「色と名前がちゃうだけやん」ですかね……


展示車両は「黒」「青白」「赤(INAZUMA)」とあり、青白は「カラーリング参考展示」とあったので
日本発売を見越したものじゃないかと思います。


「GSR250」の予想イラストと大きく差は無かったので、ほぼリーク情報と同じですね。
ただ予想よりも「安っぽさ」は緩和されていました(それでもスカスカ感はありました)けど、大型のシュラウドや無駄に大きいフェンダーなんかは「大きく見せよう」感がありますね。
またがった感じは「思ったより前傾視線」じゃないかと。
問題は価格かな〜40〜45万じゃないと内容的にちょーっと厳しいかも。
それでもエンジンをシングルでは無くツインにしたのは良かったかな。

その他はGSX KATANA専門店「UNICORN JAPAN」から販売されている「KATANA1250 ABS」の展示。
恐らく1250SのABS装着版だと思いますが、フロントフェンダーに「ABS」と書かれていました。
ここはスズキのコンプリート販売の会社なのかな。


ブースの様子は……至って普通。
背広を来た、恐らくGW250の設計関係者の方だと思われる方数名がじーっと来場者の反応を見ていました。