Japan Bike is KABU

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/283288
ホンダの「スーパーカブ」が国内生産をやめ、中国の天津工場で生産。
小型バイクは全て海外生産になるそうです。

なんというか、記事を見た時「えー!」な訳です。


新聞屋さんからお蕎麦屋さん、銀行さんから遠距離通学学生の脚として親しまれたカブ。
ディスカバリーチャンネル」で15mから落下させようが、植物廃油を使っても走るとか、ピザ40人前を載せても走るとか、世界が認めるその耐久力とコストパフォーマンスは「HONDA Japan is KABU」として広い世界で愛されてきました。


バイクの歴史は進化と淘汰。
第二次世界大戦の後は復興と発展の足がかりとしてバイクは共に歴史を歩み、国内外含めて多数のメーカーから発売されました。
(日本国内だけでも100を超えるバイクメーカーがあったそうです)
4輪の拡大、販売数の飽和によってどんどん小規模メーカーは倒産・合併となって、現在のホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキの4大メーカーへ収束。
高品質・低価格の日本のバイクは海外を席巻、海外の小規模メーカーもどんどんなくなっていきます(特に米国は顕著)


そんなバイクの世界でも、残り続けたのは「ハーレー」「KTM」「Ducati」「Aplilia」「BMW」「MV AGUSTA」「Bimota」等「日本のバイクには無い、独自の路線を貫いた」メーカーか、その国に根付いたメーカーのみ(これはイタリアが顕著)


では日本で「最も独自の路線を貫いた」バイクはなにか?と言われたら、高性能SSである「CBR」でもなければ世界最速の「ZZR」でもない、「カブ」だと思ってます。
カブの歴史や諸元はWikiを見ていただければわかりますが、海外のカブや同型の他車でも「ホンダ」と言われる程の知名度


故・本田宗一郎氏が心血を注いで創り上げた「カブ」は願わくは国産であって欲しかったと思います。