GSX-R1000 K8マフラー取り付けの巻

そんな訳でヨシムラTri-Ovalが届きましたので、今日のお昼に取り付けしました、そのレポなんかを。
今日は写真いっぱいだぞー
何故に取り付けを自分でやるのかは……マフラー買ったらお小遣いが全部飛んだからです。
車に比べたら重くないし。


※これはGSX-R1000 K8モデルにヨシムラのTwin Tri-Ovalチタン・カーボン」の取り付け記録ですが、k7もほぼ同じ内容の筈です。だけれど、これを見て取り付け失敗しかとか、そんな事言われてもコマリマスので、取り付けは自責にてお願いします。



梱包箱(それからかよ!)

で、中身……エキパイとエキゾースト部分は分離して入ってます。で、持った感想が「軽いっ!!」二本まとめて片手で持ち上がります。
早速駐車場からGSX-R君を引っ張ってマフラーが冷めるまで待ちます。走ってきてそのまま外すと火傷しますんで、注意。


で、ここで使う工具なんかをご紹介。

全部東急ハンズで購入したもの、全部でだいたい7〜8000円ぐらい。
DAYショップに売ってる1〜2000円のはナットをなめて大後悔をするので、超お勧めしません。
ラチェットは伸縮自在のものをチョイス、伸ばせば非力な女の子でもトルクを掛けられます。本当はトルクレンチがあるとベターですが、生憎持って無いので省きます。
ラチェット用六角レンチソケット、あと別にL型6角レンチ(6mm)が必要です。
最後で良いのですが、中性洗剤を水で溶いたものをしみこませたウェス。
無ければ100円ショップで売ってるアルコール式手ふきペーパータオル。
あと捨ててもいいようなタオルもしくは雑巾、無ければエアパッキンが30cm四方あるといいです。
あと敷物の代わりに段ボールがあるとシアワセです。


では作業開始〜
※追記
バイクのスタンドにタオルか雑巾、エアパッキンを養生用に巻きつけます。
写真ではやってませんが、二度目の取り付けの際に気づきました……



純正マフラーバンドを外します。ボルトとワッシャーは使いませんが、中に入っているブッシュとカラーは使いますので。
ボルト抜いてしまうと負荷が一気に根元に来ますので内側のナットは手で回るぐらいまで外したらそのまま差し込んでおきましょう、左右作業します。
純正触媒(一番下の弁当箱みたいなの)の根本にあるボルトをゆるめます。



ある程度緩めるとマフラー本体がゆるくなってきますので、さっき外したマフラーバンドのボルトを引き抜いて、根本と本体を持ってぐらぐらさせればすぽっと引っこ抜けます。
私のバイクは年式が新しく走行距離もそれほど行っていないので簡単に抜けましたが、抜けない場合はゴムハンマーか木ハンマー、無い場合は木片(極端な話カマボコの板でもかまいません)を当てて鉄のハンマーが鈍器でごんごんと小刻みに叩きましょう。

ハンガーのボルトを外しつつ、触媒から抜きます。
抜けるとこんな感じ。

外した純正マフラーは傷がつかないように保管しておきます。
外したボルト類は面倒でも純正マフラーにハメておきましょう、無くさずに済みます。

反対側、まずマフラーカバー(黒いプレート)のボルト二カ所を外します。

次にアンダーカウルのゴムを押さえているボルトを一個外すとぺろんとめくれて同じようにエキパイのボルトが出てきますのでゆるめます。

全部外し終わったら、マフラーバンドを止めていたタンデムステップ兼ハンガーを一度外します。

で、外したハンガーを付属パーツのスペーサーをつけて、付属のボルトを使ってハンガーを固定します。

付属のエキパイに付属のガスケットを差し込み、これまた付属のマフラーバンドを最大まで緩めて、キャタライザーの穴(さっきエキパイ外した穴)に差し込みます。
エキパイは左右があるので注意なのですが、間違えるヒトはいないと思います。マフラーバンドはほどよく固定出来るほどまで絞めます。

ここで転ばぬ先の杖、マフラーバンドをつける際にめっちゃくちゃ堅い(成人男性でも正直キツイぐらい堅いです)ので、ここでマフラーバンドをなじませておきます。
バンドに付属のゴムをあてて、ぴったり溝に沿わせます。そのあと純正のボルトとナットを上の図のようにはめてぴっちりバンドの隙間が無くなるぐらいボルトとナットを締めます。
反対側の六角ボルトを固定する為、L字レンチが大活躍します。
ある程度なじんだらゴムとバンドがずれないようゆっくりボルトを外します。

とりつけたエキパイにエキゾースト部分(左右)を差し込みます。
これも左右ありますが、ヨシムラのロゴを見ればおのずとわかります。
ちなみに、北川ガスケットが必要だと思ってKITAKO製GSX-R用のものを別途購入しましたが、いりませんでした。
忘れてましたが、その代わりに液体ガスケットを極薄くぬっておきました。


マフラーとエキパイを固定する目的と、びびり音を打ち消す役割をするスプリングを取り付けします。
左側の外側は付属のT字針金が変形するほど力がいりますので、頑張ってクダサイ。

最大の難関、マフラーバンドの取り付けです。
ここだけめっちゃ時間掛かりましたが、大切なマフラーが走行中に脱落して後ろの車両を大惨事にさせない為にも頑張って取り付けましょう。
マニュアルにも書いてありますが左側のみ、純正ブッシュの中に入っていた純正カラーを逆向き(内側についていたものを外側へ)に取り付けし直します。
付け直しをしないとハンガーのボルトがうまく回せない筈なので、おかしいと思ったらそこを見てクダサイ。
付属のボルトを、これまた付属のワッシャー二枚を挟んでマフラーバンドを固定します。
マフラーバンドをぴったり合わせる事が必要になりますが、さっきのすりあわせでかなり楽になるはずです。


内側からボルトで固定しますが、どうしてもマフラーバンドが堅くて内側ワッシャー分が足りなくて固定出来ない!
という場合はワッシャー抜きでボルトを取り付け、バンドがぴったり合うまでボルトを回します。その後、内側のボルトだけを回すように外すと(外側の六角ボルトはL字レンチで固定して、回らないようにするのがポイントです)
バンドが固定されたままになる筈なので、ゆっくりとワッシャーを入れてボルトで固定します(強い振動を与えると反動でバンドがもどりますので注意)ちなみに完全に固定させない事。


左側はチェーンとバイクスタンドのクリアランスを見て、それぞれが干渉しない位置に調節します。
バイクを体でしっかり固定してスタンドをいつものように上げます。
一番最初にやった養生布をしておかないと、スタンドを上げた時、クリアランスがあってないとエキパイにごちっと当たって傷つきますので注意。
右側はスイングアームとのクリアランスに注意です。
干渉がなければエキパイを仮固定していた触媒のバンドを固定します。
かなり柔軟性のあるバンドなので、しっかり取り付けします。


取り付けが終わったら、エキパイ部分とテールエンドの穴付近を用意しておいた中性洗剤を水溶いたウェスかウェットティッシュで拭きます。手の皮脂がステンレス部分に焼き付いてまだら模様にならない為の措置です。


エンジンを掛けて5分程度アイドリングさせます。
特に音漏れ(爆音がしたらガスケットが妖しいです)が無ければちょいちょいアクセルを回してバックファイアが無いかを確認。
問題が無ければエンジンストップ、十分に冷えたら、それぞれのボルト・ナットの最終増し締め、マニュアルには必要トルクが書かれているのでトルクレンチがあればいいのですが、ねじを舐めない、首切らない程度に増し締めをします。
終わったら右側のアンダーカウルのボルトを固定して終了。



おつかれさまでしたー!!取り付けた後はこんな感じです。
ちなみに作業時間は1時間30分ぐらい、実はマンション前で作業をしてたので住人の方とヨタ話したり明治牛乳のおじさんとかクロネコヤマトのヒトともヨタ話をしてたので、かなーりのんびりやってこんなもんです。
小娘さんのYZF-R1が女子二人がかりで2時間半と考えれば、GSX-Rのマフラーは外に出ている分楽ですね。


さっきお台場まで走ってきましたが、吹き上がりがスルどくなったなーという印象が第一、あと軽くなった?という感じ。音はあまり変わりません(相方曰くアイドリング時の低音が太くてうるさくなったそうです)
ただ吹き上がりになんだかパルスを感じる気がするのですが、気のせいかなぁ……今度1年点検でスズキワールドに1週間ドック入りするので相談してみます。
※後に気のせいだと判明



ヨシムラ:YOSHIMURA/スリップオン Tri-Oval チタンサイクロン 2エンド マフラー

ヨシムラ:YOSHIMURA/スリップオン Tri-Oval チタンサイクロン 2エンド マフラー GSX-R1000


ヨシムラ:YOSHIMURA/スリップオン Tri-Oval チタンサイクロン 2エンド マフラー

ヨシムラ:YOSHIMURA/スリップオン Tri-Oval チタンサイクロン 2エンド マフラー GSX-R1000