取りあえず書かなきゃね

そういえば新しい愛車GSX-R1000(K8)君について書いてなかったな〜っと。
納車直後に閉めちゃったしね、リンクで飛んでくる方の5割がバイクがらみだし。

という訳でスズキ GSX-R1000(K8) カナダ仕様です。
日本国内では販売していないのでM2モータース(伊藤忠なのね)の正規輸入。ヨーロッパ仕様との違いはイモビライザーがある/無しで、カナダ仕様にはありません、だから防犯対策はしっかりしましょう。マニュアルも英語・フランス語の二冊、M2の翻訳版が付属、なので困りません。


まず、前に乗っていたRVF400R君との違い
・重量が結構増えた感じがします(RVF:165kg GSX:172kg)、取り回しでちょっとおっくうです。
・ライポジはかなり前傾姿勢、ニーグリップの挟み込みがRVFよりも浅い感じ。
・シート高はちょい高め、身長152cmの小娘さん(YZF-R1オーナー)が座ると片足がぎりぎり。
・高速走行時の沈み込み一体感は比較にならない程すっぽり安定。

▼良いところ
ハイバンド、5000回転を超えると猛烈に吹き上がるエンジンは追い抜きなんかで加速をした時、80〜100キロ時でもアクセルワークを丁寧にしないと体が持ってかれます。
ガソリンの警告灯がある事(RVFは無かったので)メーターはありませんが、エンプティ警告ランプが灯ると、平均的にあとどれぐらいの距離が走れるかというメーターが起動します。
サスがもの凄くしなやか、ただRVF君のサスはUGAガレージで私専用に微調整をしてもらったので若干及ばす。ただ踏ん張りが良いのでコーナーでも開けていけます。
シングルソートカウルが標準でついてて外見的にめちゃくちゃ格好いいのです。
高速走行時のカウリングによる防風効果は素晴らしいです、風を切り裂いて進む感じ。

▼ちょっと残念な所
振動がものすごごごごご・・・・・・高速走行時、オドメーターが読めない時があります。
ラゲッジスペースがほぼゼロ、出かける時はタンクバックかバックパック必須。
温度計で100度以上上がる、120度が限度と書いてあるけれど夏場は115度ぐらいまで上がって怖い。
メーターがマルチファンクションなのだけれど、時計とオド、トリップが同時表示出来ない。

こんな感じ。
エンジンに関しては400ccの53PSから1000ccの183psに上がったのでもの凄い劇的変化が!?と思ったら、案外スムーズに乗り換え出来ました。ただ上にも書きましたが5000回転を超えると猛烈に吹け上がるパワーは時折恐ろしいと思う程の加速をします。街乗りに関しては非常にスムーズ。S-DMSはモードBを一度使いましたが基本Aにしっぱなし、切り替えるのも面倒ですし(停車して、ドライブセレクタースイッチを3秒押さなきゃいけないのです)Aでも全然問題なし。ただBにすると目に見えて加速が悪くなる変わりにトルクが増えて1段低いギアで走っている感じがします。
エンジン&マフラー音はRVF君のベガスポーツよりもちょっとおとなしめ、純正標準にしてはけっこう大きい方。キャタライザーのお陰でサードパーティマフラーは結構絞られます。
現在慣らし運転中で6500回転縛りですが、高速走行時6速3000回転で時速100kmを出せます。

車体に関して、RVF君の時はステアリングダンパーを装備していなかったのですが、GSX君は車速感応式電子制御ダンパーが標準装備、これはもの凄い恩恵があります。街乗りではクイックなハンドル切れを見せてくれますが、高速ではしっかり支えてくれる感じがして安心して走れます。直進安定性もRVF君の時に高速走行時に往復ビンタを喰らうような横風も大型カウルと太いトルクのお陰でめちゃくちゃ安定しています。
上にも書きましたが時計がついててもファンクションを切り替えないと見れません、なのでRVF君時代から使っている安物の防水腕時計をトップブリッジに巻いています。
ブレーキはRVF君の時にラジアルマスターシリンダーに換えていたのでさほど違和感が無し、よく効くブレーキなので、慣れないうちは信号待ちの時の停車で「がつっ!」とブレーキ効かせてしまいつんのめる事もありました。
クラッチは油圧式なのでちょい重たいです。

とにかく標準装備が充実しているお陰で、あと欲しいものといえば半ばドレスアップ目的のメッシュホースと、ミーハーなのでヨシムラのマフラーが欲しい所。それ以外は何もいらない感じ。
姿勢がちょっとキツい事もあってのんびり走るという訳ではありませんが(車体コンセプトと違うし)走っていてストレスに感じる事も殆どありません。
良い部分もあり、悪い部分もあり、全てが満点はあり得ないのですが、私的にはスタイリングから走りに至るまで、とてもお気に入りなのでずっと乗っていきたいと思いました。