バイクの操作方法

ちょっとか前知り合いに「バイクの操作ってどうなってんの?」と聞かれました。
あー、そういや乗ってない人には不思議に見えるかもね〜と。
「スクーター(ビックスクータも含みます)」はアクセルひねれば走り、ブレーキレバー握ればブレーキが掛かるので自転車と変わりません。
一般的な「バイク」だと両手両足、右掌を使います。

写真はGSX-R1000 K8 私のバイクです。
こんな感じ、バイクでは前タイヤと後タイヤのブレーキが独立していて、右手が前ブレーキ、右足が後ブレーキになります。
制動力は前 > 後 ですが、前を「がつっ!」と入れてロックしてしまうとつんのめるか滑ってこけます(通称・握りコケ)
後ろはバイクの種類にもよりますが、主に停止する直前に使います。スーパースポーツバイクだと後ブレーキの制動力は極端に弱くなり、コーナーに入る時の微妙な速度のコントロールに使います。
一部のツアラーバイクやスーパースポーツに「デュアルコンバインド・ブレーキ」という、前か後、どちらかを掛けると最適に止まれるよう、前後同時にブレーキを掛けてくれる機能がついている場合があります。ABS装着車だと顕著ですね(バイクにも最近ABSがつくようになりました)
アクセルはまんま、ただしスズキのS-DMSやアプリリア等で「アクセルの開ける(ひねる)速度や開け具合によって、エンジンのレスポンスを変える」という機能がついている場合もあります。要するに速度を出したい時はアクセルを手早く回せば速度と馬力が。ゆっくり回せばエンジンの回転はそんなに上がらない、というものです。

ミッションは車のゲート式と違い、ステアマチックに近い操作をします。
ギアレバーを踏んづける(降ろす)のがギアダウン、脚の甲で上げるのがギアアップ、という操作をします。

通常、「ニュートラルランプ」というランプが速度メーター付近にあり、これが点灯するとギアがニュートラルに入っているという事を示してくれます。
600cc以上の排気量の大きなバイクやツアラーバイクでは「シフトインジケーター」という「今ギアは何速ですよ」という事を教えてくれる表示がありますが、今のところスーパースポーツバイク等でしか見かけません。なのでインジケーターが無いバイクが「今何速で走っている?」と判るのは正直「勘」です。ただ慣れてくると「この速度でこのエンジン音は〜速」っておのずと判ります(私のGSX-R1000-K8にもインジケーターはありますが、正直見ていません)

ニュートラル時は下におろすと一速、上にあげると二速。
通常は一速でスタートします。

一速に入れた状態ではギアダウンができません。
ニュートラルに戻すには軽くレバーをあげると「こつっ」という段付きの感触があって、ここで止めるとニュートラル。
段付きを気にせず更に上に押し上げると二速に入ります。
ニュートラルから一速で↓二速は↑三速は↑というように操作が反転、バイクカタログの性能表によく記載されている「六速リターン」はここから来ています。

二速に入れた状態で下に軽くおろすと一速と同じように「こつっ」という感触があって、ここで止めるとニュートラル。
段付きを気にせず更に下に押しさげると一速に入ります。
逆に上に上げると三速に入ります。

三速からは上に上げると四速→五速→六速と上がり、下にさげると二速に入り、ニュートラルに入る中間が無くなります。
なのでニュートラルに入れるには二速か一速までギアを移動する事になります。


ちょーっと操作が煩雑に感じるかもしれませんが、結構すぐ慣れます。


あと余談ですが、バイクに乗る時はライディングブーツを推奨。
革靴だとギアアップをするとつま先が擦れて傷がつきます(私はやった)
スニーカーだと靴紐がほどけて絡まったり切れたりします(結構危険)更にギアアップの時に結構堅いので長距離走っていると柔らかい靴上部が擦れて足が痛くなってきます。
バイクショップに「普通の靴にはめこむつま先ガード」のようなものも販売されています。
ただやっぱりバイクに乗るなら転んだ時にガードしてくれるライディングブーツかシューズをお勧めしますよ。